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 CMYKとは

フルカラー印刷をする際に使用する、基本となる印刷インキ、
青(シアン・C)・紅(マゼンダ・M)・黄(イエロー・Y)・墨(ブラック・K)のことです。
プロセスカラーとも呼びます。 
 CMYKカラーとは、カラー原稿がその4色に分解されている状態を意味し、原稿の作成者側が直接その状態で入稿用データを作成すると、事前に印刷結果がある程度正確につかめるとされています。

Cyan/ C/シアン Magenta/ M/マゼンダ Yellow/ Y/イエロー Black/ K/ブラック

一般的に画像データはRGBカラーで作られますし、画像を表示するパソコンのモニタも
RGBカラーですので、印刷の為の画像データ作成では、このRGBカラーとCMYKカラーとの
“色味”の違いを理解しておくことが重要です。
通常CMYKに比べRGBは “白”っぽく表示され、RGBの印象で印刷物を頼むと、
“黄色み”掛かって見えるのが普通です。
モニタの色温度を調節(モニタによって異なりますが、6500K くらいが適当でしょう) して
確認しながら作業したり、 またソフトでCMYKへ変換した後に色調整するようにすれば良いでしょう。
ちなみに、墨はブラックなのに 「B」じゃないのという疑問がありますが、
これは、ブルーと混同されないよう、クロの頭文字を取ったからです(BLと表記する事もあります)。
RGBとCMYK
モニターで使用される「RGBカラーモデル」とは、赤(red)、緑(green)、青(blue)からなる
光の3原色を組み合わせ、それぞれの光の強弱によって色を表現しています。
これを加法混色といい、3色の光を同じ強さで重ねた場合には白になります。
プリンター等のカラー印刷機で使用される「CMYKカラーモデル」とは、青(cyan)、赤(magenta)、
黄(yellow)、黒(black)によって色を表現しています。
CMYを色の3原色と呼び、この3色で色を表現することを減法混色といいます。
減法混色では、3つの色を混ぜると黒になります。
CMYの3色ですべての色を表現することが可能ですが、
CMYだけでは黒を美しく表現できないので黒(black)を加えCMYKとして使うのが一般的です。

 インクの違い

■溶剤インクは塩ビに付着すると、表面を膨潤させ10μm程度まで浸透します。
乾燥後にはインクが塩ビ中に含浸された状態になり、極めて強く基材に付着します。
このため溶剤インクを使うとラミネートなしで耐水性やサッカ性に優れたプリントが得られます。

■水性インクは塩ビを溶解したり、膨潤させる事ができないので、
水分を吸収できる受理層の形成が必要となります。この受理層は雨水なども吸収するため、
汚れたり基材から剥離することがあり、ラミネート無しでの屋外使用はできません。